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面白がれる力

もし君が「勉強はつまらない作業」と感じているのであれば、勉強はただ辛いだけ。楽しく勉強などできるわけがない。でも、もし君に「面白がれる力」があれば、勉強の辛さは180度転換して「面白い」に変わるよ。実例を紹介しよう。私は会社に入って20年以上勤務経験を持つにもかかわらず上司からコピーを頼まれたことがあった。「ええっなぜ私が!?」と躊躇したものの、上司の指示には逆らえない。「2時間後に始まる会議の資料を20人分」とのこと。しかも1人分あたり15枚。結構な作業である。悪態をついて嫌々コピーを取ってもおかしくない状況。しかし私は得意の「面白がり力」をここで発揮した。「5分以内で綺麗な会議資料一式を作成して上司からお褒めの言葉をもらえるかどうか」という「チャレンジ」を自分に課したのである。一旦そう決めたらコピー取りに全神経を集中できた。ホチキス留めの位置を微妙にずらすことで20人分の資料の束は見事に直方体。美しい!満足できる出来栄え。よし。無事上司からも「おおっ。早いな!もうできたのか!」とお褒めの言葉ゲット。実に充実したコピー取りであった。自分の気持ちや姿勢ひとつで「つまらない」は「面白い」に変わる。変えることができるのだ。2月の終わりには学年末試験が始まる。泣いても笑っても試験日は到来する。であればいかにその試験勉強を「面白がれるか」。そういう工夫はとても大切だよ。